表示見本:働かざる者
真実とは関係ないけど良い話
ガーン。そ、そうだったのか。
働きアリの話ってよく聞きますよね。
優秀なアリだけ選抜しても、怠けアリだけ取り除いても、
結局それらの割合は変わらない、などという話。
北大の研究結果は、働きアリ集団中の怠け者の割合(2割)が常に一定で
ある、という話ではないようです。
大学時代に先輩から聞いて、へーと思った話だったのになぁ。やっぱり何事も原典まであたらないとわからないよな。
しかし、あのときの先輩の話はよかった。
あれは、研究室で教授と先輩と当方の同期とで雑談してた時だった。当方の同期がぽろっとこぼしたのね。
どうやっても物事が上手くいかない。まわりから疎外感とおいてけぼり感を感じてしまう。自分はダメな人間なんだ。
…うちのゼミは、こういうなぜか気楽には生きにくい人が集まるところだったのですよ。
んで、先輩(ゼミ長)が働きアリの話をしたのね。
働きアリの集団は、優秀なの2割・普通なのが6割・それで2割はダメなアリという割合になってるんだって。 だから実験で、優秀なのだけを取り出して、観察してみたらさ、ほら、優秀なのばかりだからすごく優れた集団になりそうに思うわけでしょ、でも結果は2・6・2という元の割合と一緒になったんだって。
という話をしたわけだ。当方はいたく感心したわけだが、同期は、そうかダメなヤツはどこにだって必ずいる→自分はダメなやつとして一生地べたをはいずりまわって生きるしかないとさらに落ち込んでしまいましたとさ。
いや、先輩の意図はそこにあったんじゃないと思うぞ。
社会全体で見れば、どうしても落ちこぼれる人間は必ずいる。全員が100メートルを9秒で走れるわけではないし、全員がイチローのように活躍できるわけでもない。 では、落ちこぼれている自分を、集団の底辺にいる自分をどうすればいいのか。ただ、すねて鬱々と過ごすのか。それでは未来はないだろう。世の中どうしたって底辺にいる人間が存在するのだ。その事実を腹に据えて、底辺の人なら底辺の人なりに生きていくしかないだろう。大事なのは、こうあるべきだったはずの自分ではなく、ただ今そこにいる自分とその周囲をはっきり認識し、自分が何ができるのか、何をすべきなのかを悟ること。
自分がダメなやつならダメなやつなりに生きていこうよ、という暖かい励ましだったんだと当方は思うぞ。
というわけで、その先輩の元ネタはちょいと違ったらしいですが、当方にとってはいまだに良い話です。
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元記事: おどり読書働かざる者
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